妊娠は大変なんです
ヒトは他の動物にくらべて妊娠期間が長い動物です。
例えばハムスターだと1~2週間、パンダが3~6か月、同じ類人猿のゴリラは8~9か月程度です。
妊娠期間が9~10か月のヒトは、妊娠、出産時の体への負担がどうしても大きくなります。
まず、お腹が大きくなることで骨盤や背骨は大きくゆがんでいきます。
そして構造のバランスがくずれることで腰や背中、股関節の痛みが起きやすくなります。
内臓も、とても窮屈な状態です。
働きにも影響が出ます。
特に肝臓や腎臓は、2人分の毒素や老廃物の処理をするため、多くの負担がかかってきます。
また、体がしんどくなるとメンタル面にも影響が出ます。
ホルモンによる感情への影響もあります。
赤ちゃんはお母さんのメンタルの状態を常に感じ取っています。
妊娠中は安心、安全な出産を目指す上でも身体のお手入れが必要な時期です。
現代では亡くなる方が少なくなりましたが、本来、出産は命がけの行為です。
大きくエネルギーを消費し、相当無理をした状態と同じです。
骨盤も大きく開くため、構造的にも不安定です。
母乳の元は血であるため、分泌することでも体力を消耗します。
そして、赤ちゃんの授乳やお世話のために睡眠も削られます。
妊娠、出産はとても神秘的な素晴らしい営みですが、身体にとってはとても不自然な状態です。
だからこそ私は、身体のお手入れをして欲しいと思っています。
当院では体に無理のないやさしい整体で、妊娠、出産をサポートします。