ストレスのはけ口

「強炭酸水」が長時間ゲームの脳疲労を軽減する

eスポーツに参加するゲーマーの飲み物といえばエナジードリンクといったイメージを持っているかもしれません。
実際、長時間のプレーでは、カフェインや糖分を含む飲料で眠気や疲れに対抗しようとする場面が少なくありません。
ですが、筑波大学の研究チームは、無糖の強炭酸水でも長時間プレーに伴う認知疲労を和らげられる可能性があることを示しました。
3時間のバーチャルサッカーを行った実験では、真水よりも疲労感の増加が抑えられ、判断力に関わる実行機能の低下も起こりにくくなりました。

なぜ、仕事終わりのビールが美味しいのか。
これには、これと同じような仕組みが働いていると言えるでしょう。

私はストレスを感じている時ほど、ビールを飲みたくなります。
解釈をすれば、炭酸の刺激とアルコールの酔いによってストレスを解消しようとしているのでしょう。
しかし、別に炭酸水でも満足できます。
体が何か、刺激を欲しているのだなと思います。

食欲、喫煙欲、アルコール欲等、人間は色々な欲求を持ちますが、これらは欲求のはけ口です。
お腹が空いていないのに何かを食べたくなるのはなぜでしょう。
イライラするとタバコを吸いたくなるのはなぜでしょう。
決して、生存のための生理的な欲求ではありません。
自分の中のモヤモヤを、他の何かによって解消しようとする行為です。

お酒は体に良いという論文はあります。
しかし、お酒が体に悪いという論文も多数存在します。
また、私も臨床において、飲みすぎな人がお酒を控えると、体がぐんと良くなることを知っています。

エナジードリンクは作業の能率を上げます。
しかし、カフェインや糖で脳を興奮させているだけであり、実際には元気の前借りです。

タバコがある種のガンの予防になるという研究があります。
しかし、肺ガンのリスクを上昇させることは医学の常識です。

これらを炭酸水で賄えるのであれば、非常に有効な発見かもしれません。