薬信仰

メチコバールは、シビレの症状に対して処方される薬です。
直接的にシビレを改善するわけではありませんが、服用することによって神経の修復を早めると言われています。
飲んですぐ効くわけではなく、効果が出るまでにはある程度、時間が必要な薬です。

以前、腕にシビレが出ている患者さんが来院されました。
前にも出たことがあるようで、良くなって薬を飲まなくなったからかなと、自己分析していました。

メチコバールは神経の修復をサポートするものであり、シビレを抑えるものではありません。
薬が効いて神経が修復されたはずなのに、なぜまたシビレが出ているのでしょう。
考えて欲しいのは、日常生活において神経を傷つけてしまうような無理をしていないかということです。

私の評価では、首がコリコリで、首の動きも制限されています。
全体的に体がむくみっぽく、頭もガチガチ、はっきり言って悪いという印象を受けました。
これだけ体に余裕がなければ、シビレていても不思議ではないでしょう。
しかし、いくら指摘をしても、本人は薬を飲まなかったせいだと信じ切っているようでした。

この方は社会的信用が高い方です。
少し考えれば、薬の効果と症状の原因が矛盾していることが分かるはずですが、深く考えようとはしていませんでした。
これは特別な例ではありません。
多くの人が、病気は薬や手術で治すものと、強く洗脳されているのです。