見てわかる
オステオパシーには、ソマティックディスファンクション(SD)という概念があります。
日本語だと体性機能障害と訳されますが、骨や筋肉等の組織の、機能面における異常を表しています。
例えば、肘を曲げると大体145度で止まりますが、押し込むともう少し曲げることが出来ます。
この遊びは、肘の場合は1~2度ですが、この有無が機能においては大きく影響します。
これは、環境に適応するための体の余白であり、同時に負担を分散しているのです。
体性機能障害を正常化することが、オステオパシーの肝と言っても過言ではないでしょう。
実際にそのための検査法が、多種多様に存在します。
しかし、オステオパシーの祖であるスティル博士は、検査をほとんどしなかったそうです。
見るだけで異常が分かったらしく、それが分からないのなら解剖学をもっと学べと弟子には指導していたそうです。
解剖学の理解が進んでいくと、本当に体が透けて見えるようになります。
私も透けて見えるようにはなりましたが、細かいデティールになるとまだまだ勉強が足りません。
一体スティルはどのくらいまで透けて見えていたのでしょう。
生きている間には、なんとかスティルに追いつきたいものです。

