多様性の理由

とある料理人が語っていましたが、一流の食材を使えば、一流の料理ができるわけではないそうです。
素人考えでは、美味しいもの同士を使った方が、より美味しくなるような気がします。
しかし、そういった食材はうま味や個性が強いため、味がまとまらなくなるといったことがあるそうです。

ヒトラーほどではありませんが、現代においても、優性思想は根強く存在します。
例えば、イチローに子供がいないことをもったいないと考えてしまう人は多いでしょう。
その気はなくても、本能がそれを求めている部分はあると思います。

生物とは、常にアップデートをし続けるものであり、現在もその進化は継続中です。
人類においては、少なくとも150万年の歴史がありますが、それにも関わらず多様性が存在するのはなぜなのでしょう。
頭が良い人がいれば、悪い人もいます。
容姿が良い人がいれば、悪い人もいます。
運動が得意な人がいれば、不得意な人もいます。
すべての人が同じ方向を向いていないのは、一見不利と見えることにも何かメリットが存在するからでしょう。

最近聞いた話ですが、優性思想を突き詰めていくと、子孫を残せなくなるそうです。
例えば、近親婚の多いハプスブルグ家には、特徴的な顔立ちや病気の人が多いのが実情です。
一見不利と見えるような形質が、子孫の繁栄には必要だということなのです。

近年、不妊治療をするカップルが増えています。
あくまでも私の印象ですが、そういった方は高学歴の人に多いように感じます。
もちろん晩婚化や、優秀であるがゆえに忙しいといったこともあるでしょう。
しかし、個人的にはそれを聞いて納得してしまいました。

冒頭に料理の例を出しましたが、物事には必ず役割があります。
障碍を持って生まれたとしても、スピリチュアルな目線で見れば、そこにも役割は存在します。
実務的に役立つかどうかは、一つの物差しにすぎないのです。