ウナギの向き、不向き
昨日は土用の丑の日でしたが、みなさんはウナギを食べましたか?
今年はウナギが安いという話で、期待してスーパーに寄りましたが、見かけたのは3000円、4000円の値札がついたものばかりで、なかなかの高嶺の花でした。
確かに、暑い夏は体力が奪われ、消耗する季節です。ウナギはビタミン類を豊富に含んだ食材で、脂が多い割にはカロリーが低いそうです。昔からスタミナ食として食べられていたのにもちゃんと訳があるんですね。
ただ、江戸時代においてもなかなかの高級食材だったらしく、料亭では4000円ぐらいで出されていたそうです。まぁ、当時はすべてが天然ものだったと考えると、今よりは安いのかもしれませんね。
そんなウナギですが、注意をしなければならないこともあります。本当に体力が落ちた人には、ウナギが逆に不調の原因になるということです。
身体の代謝において、消化吸収は非常にエネルギーを消費する行為です。脂の多いウナギは、特に消化吸収にエネルギーを費やす食材です。弱った状態の身体だと逆に消耗することになり、元気になるつもりが、元気から遠ざかることになってしまいます。
本当に弱っている時は、胃腸に負担のかからない消化吸収の良いものを食べて、早く寝る。これに尽きます。自然界において、調子が悪くなった動物は、ただただじっとして体力の回復を待ちます。それは人間も同じです。
人は、調子が悪い時は栄養のあるものをたくさん食べたほうが良いと、どうしても足し算の考え方をしがちです。栄養失調が多かった昔はそうだったかもしれません。しかし、現代は昔の王族以上に恵まれた食環境で、基本的には食べ過ぎています。時には自然に立ち返って、引き算をすることも大事です。
決して、ウナギが食べられなかったことについてのひがみではありません(笑)
良いと言われているものでも、自分の状態次第。身体のメッセージに耳を傾けて、自分で考えることも健康には大事です。

