デスクワークの害
多くの人がデスクワークをするようになったのはいつ頃からでしょうか。
おそらく戦後、近代化が進み、経済大国として目覚ましい発展を遂げた頃からでしょう。
しかし、人類の歴史で言えば、それこそ最近の出来事です。
遺伝子レベルでの進化は、実に多くの時間が必要です。
少なくとも百年単位ではなく、万年単位の時間が必要でしょう。
長い時間、人類にとっての仕事とは、狩りをしたり、農作業をしたり、身体を動かすことが中心でした。
人間の身体は、動くことが前提で設計されたものなのです。
しかし、近代化が急激に進み、仕事のスタイルは大きく変化しました。
デスクワークなど、完全に想定外の仕事です。
それに対して、進化には時間がかかるため、構造は変化に全く追いついていません
デスクワークが疲れやすいのは、そのせいでもあるのです。
構造以外にも、デスクワークには、そもそも疲れやすい条件がそろっています。
まず長時間の同じ姿勢です。
同じ姿勢を保つことは、動かし続けるよりも疲れます。
例えば、1分間、90度の高さで腕をキープしてみて下さい。
なかなかし大変な作業だと思います。
ある程度動いていた方が身体は楽なのです。
また、座りっぱなしは循環にも影響します。
筋肉はポンプの役割をし、体液の循環をサポートしますが、動かないと、この筋ポンプが働けません。
そうなると、血流不全によって組織に疲労物質が蓄積し、筋肉が凝り固まりやすくなってしまうのです。
そして、目への負担も考慮しなければなりません。
脳は多くのエネルギーを消費する器官ですが、その約70%を視覚情報の処理に費やしているといいます。
モニターを見続ける行為は、非常にエネルギーを消費してしまうのです。
電磁波の影響も無視はできません。
電磁波は組織の活性酸素の活動を活発にします。
活性酸素は組織を傷つける有害な物質です。
電磁波によって毛細血管等がダメージを受け、さらなる循環障害を起こすのです。
見えないものだからといって、決して無視することはできません。
これだけ書くとデスクワークに対して絶望的な気持ちになりますが、対処法はあります。
なるべく休憩をとって、根を詰め過ぎない。
休憩中はトイレに行くなりして身体を動かす。
余裕があれば、首や肩甲骨を動かし、固まらないようにする。
深呼吸をして、新鮮な酸素を肺に取り入れる。
仕事は仕方ありませんが、自分の身はある程度自分で守れます。
これを実践できるかできないかで、身体の状態は大きく変わってくるでしょう。
健康は、日々の積み重ねも大切なのです。

