急性大動脈解離とは

先日、笑福亭笑瓶さんが亡くなりました。
66歳という早すぎる死でした。
ご冥福お祈りします。

大動脈解離は、今までも多くの人の命を奪ってきた病気です。
大動脈解離は一体どのような病気なのでしょうか。

この病気を知るためにはまず血管の構造を知る必要があります。
毛細血管以外の血管は、外膜、中膜、内膜という三層構造をしています。
この三層がピタッとくっついて、隙間が無い状態が正常です。

しかし、何らかの問題があって一番内側の内膜に亀裂が入ると、中膜に血が流れ込みます。
この血管の壁が裂けてしまった状態が大動脈解離です。
この段階であればまだ黄色信号で、直接命に関わることはありません。

次に、裂け目には血液が流れ込むため、膨らんでコブのようになります。
これが大動脈瘤という状態です。
大動脈瘤は血管の壁が薄いので、破れて裂ける危険性があります。
ここまで来ると赤信号で、非常にリスクが高まります。

そして、裂けて出血してしまったのが、大動脈瘤破裂です。
大動脈はとても太く、心臓に直接接続する血管です。
そのため、破れてしまうと大出血になるため非常に致死率が高いのです。

笑瓶さんは2015年にも大動脈解離を起こしましたが、その時は事なきを得たと言います。
しかし、売れっ子タレントだけに、身体には相当の無理が祟っていたのかもしれません。
非常に残念なニュースでした。