虫が嫌いな訳
日に日に気温が上がっています。
暖かくなって過ごしやすくなることは良いのですが、少し嫌なこともあります。
それは、だんだんと虫が増えてくることです。
虫が嫌いな人は、現代においては結構多いと思います。
しかしこれは、日本だけの傾向ではなく世界的な傾向のようです。
先日、東大農学部の発表した”現代人の虫嫌いについての研究報告”は興味深い内容でした。
現代は都市化しているため、昔に比べると虫を見る機会が大幅に減っています。
そのため、虫に慣れておらず、そこから嫌悪感が発生するというのが一つの理由です。
これについては直観的に分かるような気がします。
面白いのがもう一つの理由です。
時に虫は様々な病気を媒介する原因にもなります。
例えば、マラリアや黄熱病は蚊によって媒介される病気です。
また、ペストはノミによって媒介されます。
しらみは発疹チフスをもたらします。
その他、虫が細菌感染を媒介することもあるでしょう。
そのため虫嫌いは、病原体を回避するための本能なのではないかということでした。
外で見る虫より、室内で見る虫の方が嫌悪度は確実に高くなります。
室内のようなきれいな空間だと、やはり危機感が煽られるからでしょう。
実際一番の嫌われ者であるゴキブリには、サルモネラ菌や赤痢菌、大腸菌が住み着いているといいます。
問答無用で殺されてしまうゴキブリが可哀そうなだと思うこともありますが…。
ゴキブリに対し、人類がこれまでさんざん痛い目を見せられている過去があるからなのかもしれません。

