キリンとの類似性
哺乳類は首の長さに関わらず、骨の数は7個と決まっています。
首の長い動物の代表はキリンですが、骨の大きさは違えど、数は人間と同じ7個なのです。
しかし、機能上は8個目の首の骨とも言える部分がキリンにはあるようです。
キリンの首は、長いだけではなく、柔軟性が高く可動性を持っています。
実際、高いところの草を食べたり、低いところの水を飲んだり、首を後ろに回したりと変幻自在です。
しかし、柔軟性がどうやって達成されているかどうかというメカニズムは未解明だったそうです。
そこで近縁種のオカピを比較したところ、胸椎1番の運動が妨げにくい構造になっていたそうです。
胸椎1番には肋骨の1番が付着しますが、キリンはその位置が変化していたそうです。
これによって首の可動域が50㎝拡大され、胸椎1番が8個目の骨として働いているということでした。
人間においても、首の骨だけで首が動いている訳ではありません。
キリンと同じように、上部の胸椎の動きが悪くても動きには影響が出ます。
寝違えで首が動かなくなった方の多くは、胸椎にも問題を抱えている方がほどんどです。
また、さらに下部の関節である、腰椎や仙腸関節も動きには関係しています。
キリンの場合は特異的に胸椎1番が関係しているのかもしれませんが、人間もそれは同じ。
同じ哺乳類である限り、基本的な構造はやはり似通ってくるのです。

