貝原益軒 養生訓
貝原益軒 養生訓
自分より以前に病人に薬を与えた治療法がたとえ誤っていても、前医をそしってはならぬ。
他医をそしり、自分の医術をほこるのは小人のくせである。
医の本意でない。
その心情は賤しい。
聞いた人に軽蔑されるのもなさけない。
整形外科での治療を聞くと、ついつい医者を非難してしまうが、結局は同じ穴のムジナである。
医者には医者の役割があり、私には私の役割がある。
徒手療法家は画像での検査はできないが、医者はそれができる。
むしろ、医者が異常がないと診断しているのであれば、安心して施術ができるのではないか。
このような話は、確かに聞いている人にとってもあまり良い気はしないだろう。
ただ、目の前の患者さんに一生懸命になればいい。
医者で良くならなかった患者さんが求めているのは、医者をなじることではなく、それこそ結果である。
胸に刻むべき言葉である。

