不凍液の闇
17歳の中国少女、不凍液を誤飲し多臓器不全に 蒸留酒2.5kgで救命成功
少女は春節(旧正月)当日の10日にペットボトルに入っていた自動車用の凍結防止液を誤って飲みました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/11ce5fdae91417355491386764774655b2afc2bd
しばらくすると腹痛と頭痛を感じ、徐々にひどくなり、めまいも感じました。
すぐに近くの病院に運ばれましたが、症状がひどかったので、阜陽市人民病院救急科に移されました。
~中略~
少女の病状は深刻で一時は呼吸不全やショック、多臓器機能損傷によって重篤になりました。
医師は断続的に鼻腔チューブを通じて、少女の胃に累計2.5キロの度数の高い白酒を注入しました。
少女は救急集中治療室での5日間の治療を経て徐々に快方に向かい、各指標が正常値に近づいています。
少女は近日中に健康を取り戻し退院することができるとのことです。
この多臓器不全に陥った原因は、不凍液中のエチレングリコールという成分です。
エチレングリコールはアルコールの一種で水溶性で融点が低いため、車の不凍液として使用されています。
毒性はそこまで高くはありませんが、多量に摂取すると害を及ぼします。
体内に入ることで肝臓で代謝されますが、その過程で腎臓を傷付けます。
代謝産物であるシュウ酸が、腎臓でシュウ酸カルシウムに変化することで結石を作ります。
エチレングリコールは、腎臓結石を作ってしまうため腎不全を引き起こすリスクがあるのです。
解毒剤のピラゾールは、アルコール分解酵素の働きを邪魔する薬です。
酵素の働きを邪魔することによって、問題となるシュウ酸の生成を妨げます。
解毒剤の代わりにお酒を用いたのも、エタノールがこの薬剤と同じ働きをするからでしょう。
不凍液は無色透明で甘みがあるため、子供やペットの誤飲が、時おり起こっているそうです。
私はこの件を調べていて驚いたのですが、不凍液を利用した殺人があるということでした。
検索窓に不凍液と打つと、「不凍液 旦那デスノート」「不凍液 バレる」が検索候補に表示されます。
料理の甘味成分として使い、不凍液料理で徐々にターゲットを弱らせる。
虐待、復讐、怨嗟、嫌悪、その対象は、夫、妻、子供、親、ペット…。
ネタなら良いのですが、偶然ではないケースもあるのかもしれません。
闇の扉を開けてしまった気分です。

