手術は後戻りのできない手段

医療ミスで胃に人工肛門と提訴 成田赤十字病院側に賠償求める

2022年に千葉県成田市の成田赤十字病院で受けた手術で、誤って人工肛門(ストーマ)を大腸ではなく胃に造設されて精神的苦痛を受けたとして、患者だった70代女性の家族が病院を運営する日本赤十字社(東京都)に計600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことが1日、関係者への取材で分かった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b43bc5aa7475d6d64378ba44c4cbd7d7d75efb3

手術をしたらすべてが完治する。
多くの人は手術にそんなイメージを抱いているかもしれません。

実際には良くなったとしても、一度傷ついた身体が元に戻ることはありません。
盲腸を切ったとしても、その盲腸が再生するわけではありません。
盲腸は免疫を司る器官ですが、以前と同じように免疫が働くことはないでしょう。
切った部分も固くなり、癒着もしやすくなります。

医療ドラマを見ていると、手術が成功すればすべてが解決するようなイメージがあります。
しかし医療ドラマでは、その後のことについて描かれることは決してありません。
本当は後遺症で悩んでいたとしても、メディアでクローズアップされるのは日の当たる部分だけです。

手術をしても良くならず、症状に悩んでいる人を大勢見ています。
そういった場合でも、医者は手術は成功したからと突き放し、最後まで責任を持つことはありません。
終いには、心の問題だからと精神科を勧められたという話も耳にします。

メスを入れなくても良い手段があるのであれば、それに越したことはありません。
そして手術も、対処療法であり、そこから良くなっていくかどうかは己の治癒力次第です。
すべてが悪いとは思いませんが、手術はもう後戻りのできない最終手段であると、心得るべきです。