SLAP損傷

上腕二頭筋腱と関節上腕靭帯がつながっている関節唇上部をSLAPと呼ぶ。
この部位に引っ張りや捻りが作用することで、関節唇が損傷を受けることをSLAP損傷と言う。



【原因】
野球での投球、バレーボールでのスパイク、テニスでのサーブやスマッシュといった、手を頭上へ上げるオーバーヘッド動作の反復で発症することが多い。
その他、外傷等の急激な外力が加わることでも発生する。

【検査】
エコー、MRIによる画像診断。

【SLAP損傷のタイプ】
損傷形態により4タイプに分けられる。
タイプ Ⅰ:関節唇の変性
タイプ Ⅱ:関節唇の剥離
タイプ Ⅲ:関節唇のバケツ柄様断裂
タイプ Ⅳ:上腕二頭筋長頭腱も含む損傷
タイプⅡが最も多い。

【症状】
手のひらを下にして腕を伸ばした状態で、上から肩をおさえると痛みが生じる。
また、スポーツなどでのオーバーヘッド動作時に同様の痛みを感じる。

【治療】
急性期は炎症と痛みが強いため、安静、投薬、注射などが一般的である。
ある程度、炎症が落ち着いてきてからリハビリを開始する。