効くからではなく、儲かるから

アルツハイマー病新薬「レカネマブ」 効果や副作用は?

アルツハイマー病は進行性の脳疾患で、多くは65歳前後で発症し、徐々に記憶障害、人格変化、精神障害などをきたし、最終的には死に至る。米国では現在、65歳以上の人々のうち約650万人がアルツハイマー病であると推定されている。米非営利団体アルツハイマー病協会は、2050年には1270万人に達すると予想している。

現時点では、一部の症状に対処する薬はあっても、アルツハイマー病を完治させる薬はない。アルツハイマー病患者やその家族は、軽度のうちに病気の進行を遅らせて、自立した日常生活を送れる期間を延ばす治療法を切望していると、米カリフォルニア大学アーバイン校の神経生物学者ジョシュア・グリル氏は話す。

アルツハイマーは、ボケを引き起こす病気であり、日本には79万人がいると言われています。
本人の苦痛もさることながら、やはり家族への影響も大きいため、非常に厄介な病気です。

日本では、アルツハイマーの薬としてレカネマブが有名です。
しかし、レカネマブはアルツハイマーを治す薬ではありません。
アルツハイマーは脳の変性によって引き起こされるため、一度なってしまうと完治するのが難しい病気です。
この薬の目的は、病気の進行を遅らせて、自立した日常生活を送れる期間を延ばすことにあります。

この記事はレカネマブの効果を説明していますが、海外での評判はあまり良くないようです。
まず、あまり効果がないことが問題になっています。
治験でのデータではされていますが、27%という効果は疑問視されています。

また、副作用も大きな問題です。
脳出血の副作用があり、これによって亡くなった患者さんが多く存在するのです。
ヨーロッパでは重篤な副作用が効果を上回ると評価されているため、認知症薬として認証されていません。

現在の研究では、アミロイドβがアルツハイマーの患者に対する直接的な原因ではないと考えられています。
アミロイドβの増加は結果であり、それを減らしてもアルツハイマーが良くなる訳ではないことが分かってきたからです。
脳には老廃物を除去する仕組みがありますが、それが働いていないことが、そもそもの問題なのです。

日本においてレカネマブが迅速承認されたのはなぜなのでしょう。
認知症患者は2050年には1億5000万人に増えると言われています。
レカネマブの日本における年間のコストは298万円です。
単純計算だと、79万×298万円=2兆3542億円の利益を製薬会社にもたらす薬です。
効かない薬が迅速承認され、効かない薬が大手を振っている理由はここにあります。
医療とは、大きな利権なのです。