果たして、良いことなのか?
日本人の平均寿命 3年ぶりに延びる 女性は“39年連続世界1位” 「新型コロナの死者減少が影響」厚労省
日本人の平均寿命が3年ぶりに延びたことが厚生労働省の統計で分かりました。
厚労省によりますと、去年の日本人の平均寿命は、▼女性が87.14歳、▼男性が81.09歳でした。
前の年を▼女性は0.05歳、▼男性は0.04歳上回り、男女ともに3年ぶりに延びました。
平均寿命は世界の国で統計の方法に違いがあるものの、女性では39年連続で世界1位となっていて、男性は前の年の4位から5位に下がりました。
厚労省は平均寿命が延びた理由として、去年の新型コロナウイルスによる死亡者数がおよそ3万8000人で、前の年より1万人ほど減っていて、その影響が大きいと考えられるとしています。
一見、朗報のように思えるニュースです。
しかし、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である、健康寿命の方が大事でしょう。
健康寿命は、女性75.38歳、男性72.68歳、女性の場合は12歳もの乖離があります。
平均寿命の裏には、ベッドに寝たきりの人が大勢いることを示唆しています。
歳を重ねれば重ねるほど、老後の資金、病気、肉体の老化等、多くの問題と直面しなければなりません。
しかし、健康やお金、自らの健康に対して悩みがないという恵まれた人は極少数です。
それを考えると、寿命が延びることが必ずしも良いことだとは言えません。
現代は、できるだけ長生きしたいから、死にたくても死ねない時代へと変化しました。
不死を望んだ結果、不死によって苦しくなってしまったとは、なんとも皮肉な結果です。
医療とは、自然界において、とても不自然なことです。
流れに逆らうのは、流れに乗ることの何倍も大変であり、もがかなければなりません。
私たちがそうまでして生きる意味とは、一体何なのでしょう。
医学とは、自らの苦しみを増やす行為なのではないかと、時々考えてしまいます。

