シソの底力

シソを食することで腸内環境を改善

東京理科大学基礎工学部生物工学科有村源一郎准教授の研究グループおよび同学科共同研究者、東京大学共同研究者は、シソの香気成分であるペリルアルデヒドには腸炎を回復させる新機能があることを明らかにしました。

シソの香気成分であるペリルアルデヒドを含む水を腸炎を発症させたマウスに飲ませたところ、腸炎症の緩和、マウスの成長の回復につながった。
この緩和現象には、マクロファージ(食細胞)において産出される炎症作用にかかわるサイトカインの生産の抑制などが関わることが示された。

ペリルアルデヒドはシソ葉に大量に含まれていることから(特に、チリメンアオジソやカタメンジソ)概算であるが、成人あたり 1 日に 2、3 枚の葉を食することで重度な腸炎をも緩和させることができることを見出した。

シソは、今が旬の野菜です。
どちらかというと刺身のあしらいといった脇役的な食材ですが、やはりあると風味が格段に引き立ちます。
今回のこの発見は、シソを主役へと引き上げるものなのではないでしょうか。

東京理科大学の研究によると、シソの臭気成分であるペリルアルデヒドには腸の炎症を緩和する作用が確認されたそうです。
ぺリルアルデヒドは炎症作用にかかわるサイトカインの生産の抑制などに関わるため、これが炎症を緩和しているようです。

シソは元々栄養価の高い野菜です。
ベータカロテンの含有量はニンジン以上にトップクラスで、ビタミンB2やカルシウムも豊富に含みます。
夏に摂取したい栄養成分が、シソにはそもそも盛りだくさんなのです。

一日に2~3枚食べると重度な腸炎をも緩和するとのことですが、毎日シソを食べるのはなかなか大変です。
そこで私は、炒め物に使ったり、バジルの代わりに用いる方法を提案します。

シソとバジルは親戚関係であり、風味が似ています。
先日ガパオライスを作った時に、ホーリーバジルの代用として使ったのですが、全くそん色のない仕上がりでした。
単純に、ハーブとして一緒に炒めるだけでも風味が増して美味しくなります。
もちろん、トマトソース系にも相性はバッチリです。
これならば、無理のない使い方ができるのではないでしょうか。

腸の炎症を抜きにしても、シソ自体は身体に良いもの。
やはり旬の食材は積極的に取り入れるのが吉のようです。