同じ縮図

騙されて子宮を奪われるインドの農民女性たち

2019年4月、インドのマハラシュトラ州のサトウキビ農園で働く数千人の女性たちが不必要な子宮摘出術を受けさせられている事実が発覚し、スキャンダルとなった。女性たちが十分な知識を持たないことに付け込み、健康診断などの際に子宮摘出が必要だと信じ込ませていたという。

かつて医師たちの稼ぎの中心は中絶手術だったが、避妊が比較的容易になったことで、子宮摘出が新たな儲けの手段になったようだ。その標的として、農園の女性は最適だった。大規模農園の多くは法規制を無視した違法状態にあり、労働組合や社会・医療保険もない。また過酷な肉体労働で、医師を頼る機会も多かった。

農園の請負業者にとっても、月経を止めて生産性を向上させる子宮摘出は都合がいい。こうした虐待行為は、インド経済の民営化と自由化で、過剰な利益追求が広がるにつれて多く見られるようになった。

全くひどい話です。
搾取のためにウソの話を信じ込ませ、子宮を摘出することで労働の生産性を上げる。
さらに、子宮摘出を受けた女性の賃金は、半分が手術の合併症の治療に消えてしまっている。
搾り取る側にとっては、これ以上ない二毛作といったところでしょうか。
しかし、これは形が違うだけで、私たちの身の回りに起こっている出来事です。

今の社会では生産性が求められ、一日中モニターを見続けるという非常に不自然なことが日常茶飯事です。
イメージしてもらうと分かりますが、8時間至近距離でテレビを見続けたらどんなに楽しくても苦痛に感じるはずです。
ただ、仕事という大義名分によってマイルドになっているだけで、課せられていることはあまり変わりません。

また、嘘を信じ込まされているという点についても同じでしょう。
現代医学では、ワクチンこそが予防の手段だと大衆に信じ込ませています。
薬は病気にならないと売れないものですが、予防を訴えることで健康な時でも売ることができます。
恐怖を煽り、それが当たり前だと信じ込ませるという手法はインドのケースと全く同じなのです。

果たして、資本主義は正しいのでしょうか。
人生に疲弊し、健康を切り売りしている患者さんたちの姿を見ていると、私には決してそうとは思えません。