大腸の左右で役割が違った
【速報】大腸、左右で役割が違った…左は水分吸収、右は異物排除 また小腸は免疫中枢を兼任
大阪大学と国立がん研究センターの研究グループは、
大腸カメラを使って小腸と大腸の一部を採取し遺伝子解析を行う「ステップ生検」によって、
大腸が右側と左側で異なる役割があることを世界で初めて明らかにしました。
研究成果は8日の午後6時にアメリカの科学誌で公開されます。
(略)
水分吸収を担う働きは主に大腸の左側が行い、右側は小腸と同様に、身体に有害な異物を排除する働きをしていることがわかりました。
これはなかなか面白い研究なのではないでしょうか。
これまでの常識だと、大腸は水分を吸収する器官だと考えられてきました。
小腸の内容物はまだ下痢のような状態ですが、大腸でその水分が吸収されることによって便が固くなると考えられていたのです。
これは大きな発見と言ってもいいでしょう。
しかし考えてみれば、大腸の入り口の盲腸にある虫垂は、免疫にも関係している器官です。
以前は無くても良いと考えられていましたが、虫垂は有益な腸内細菌の住処になっていて、腸内環境のバランスを整えています。
また、抗体を産生する場にもなっていて、異物の排除にも大きく関係しています。
無くて良いどころか、無いと支障が出る重要な器官です。
そのせいかどうかは分かりませんが、実際に大腸がんの好発部位は大腸の左側の部分です。
現状では便を貯める影響と考えられていますが、今後の研究によっては、このことの関連も見えてくるかもしれません。

