薬不足の先
薬不足が深刻で入荷“1か月待ち”も… インフル・マイコプラズマなどが感染増加するなかで コロナ新変異株「XEC」日本でも感染拡大
激しい寒暖差のなかで心配なのが体調管理ですが、薬不足が深刻化しています。インフルエンザやマイコプラズマ肺炎などの患者が増加傾向となるなか、1か月待っても入荷されない薬も出ています。
国立感染症研究所によれば、インフルエンザやマイコプラズマ肺炎の患者が増加傾向となっています。
これから冬本番を迎える中、石川医師の頭を悩ませているのが、「薬不足」の問題です。
柏みんなクリニック 石川携院長
「咳止め・たん切りの薬・熱の薬、恐らく足りなくなるだろうなとは予想している」
実際、東京・江東区の薬局では…
薬剤師 「血圧の薬が7錠不足しております。入荷が明日以降を予定しているので、またご来局いただいてもよろしでしょうか」 患者 「あ…はい」
既に薬が不足していました。
どれくらい足りていないかというと・・・
有明ファミリー薬局 薬剤師 小林和正さん
「赤い文字で『出荷調整中』と書いてある薬がなかなか入りずらい薬なのですが、全部『出荷調整中』になっていまして。11月13日に注文しているにもかかわらず、まだ入っていない薬」
中には、1か月近く待っても入荷されない薬もあります。
有明ファミリー薬局 薬剤師 小林和正さん
「ざっくりだが、咳止めでいうと、1か月あたり100人~200人分くらい足りない」
この日も、在庫不足で処方された薬が渡せず、病院へ電話する小林さん。
有明ファミリー薬局 薬剤師 小林和正さん
「咳止めのお薬が全く入らない状況でして、別のお薬の『メジコン錠』あるいは『クロフェドリンS配合錠』に変更したいのですが…フスコデをメジコンに変更ですね。ありがとうございます」
こうした電話を1日10件以上かける日が続いているということです。
以前、財政破綻した夕張市は、市内に1つしかなかった病院が閉院となってしまい、診療所に縮小されました。
診療所とは入院上限が19人以下の医療機関です。
高齢化率日本一を誇っていた夕張市は、ベッド数9割減の現実に、当時は医療崩壊が危惧されました。
しかし、フタを開けてみると医療崩壊は起こりませんでした。
高度な医療の提供ができなかったにも関わらず、市民の死亡率の急激な悪化は見られなかったのです。
夕張の例は、病院での高度な医療提供が必ずしも健康に寄与していないことを証明した貴重な社会実験です。
この状況は、もしかしたら今後の貴重なデータになり得るかもしれません。
薬が足りないことを逆に言えば、薬が処方されているのに治っていない人が大勢いるということです。
コロナ渦以降、日本人の体はおかしくなっているため、夕張の時のようにはいかないかもしれません。
しかし、追試をしていけば、何らかの結論を導き出せるのではないでしょうか。

