プロの矜持
「お灸中に髪に臭いが付かないよう、いつも買い物袋を被っていた」 鍼灸院での施術中に60歳の男性が意識不明の重体
23日夜、福岡市博多区の鍼灸院で施術中に60歳の男性患者が意識不明の重体となり病院に運ばれました。
男性患者は施術中、煙の臭いが付かないよう頭から買い物袋を被っていたということです。
23日午後7時過ぎ、福岡市博多区住吉の鍼灸院で鍼灸師の男性から「60歳の男性患者がお灸の施術中に意識・呼吸なし」と救急通報がありました。
男性患者は心肺停止とみられる状態で近くの病院に運ばれましたが、治療を受けて蘇生したということです。
施術をしていた鍼灸師は警察の聞き取りに対し、「男性患者は2〜3年前から週2回程度通院していて、お灸の治療中に髪に臭いが付かないよう、いつも買い物袋を被っていた」などと話しているということです。
お灸はモグサに火をつけるため、煙が出るのは仕方がありません。
そしてその効果には、匂いも有効に働いていると考えられています。
臭いが気になるのは分かりますが、施術者としてはもやもやするニュースです。
亡くなった方は袋を被っていて、窒息でもしてしまったのでしょうか。
最近は、何でも簡単にしてしまい、消費者に迎合しようとする傾向があります。
まず知ってもらうために、なるべく間口を広く取ろうとする姿勢は確かに良いでしょう。
しかし、プロが提供するものとしてはどうなのでしょう。
何よりも結果を出すことがプロとしての本分です。
効果を犠牲にして、キチンと結果は出せるのでしょうか。
来ている方は分かると思いますが、私の施術はどんどん変わります。
それは、やり方ではなく効果を追求しているからです。
中には、前のやり方が良かったという方もいるでしょう。
しかし、重視すべきは結果というのが私の矜持です。
施術もサービス業ですが、やはりバランスは大事です。
こういった事故は、患者”様”に迎合しすぎてしまった結果なのではないでしょうか。

