正しい姿勢?
正しい姿勢と呼ばれる姿勢があります。
真横から見た時は、耳の後ろ、肩先、太ももの付け根の骨、膝、くるぶしが一直線になった状態、背中から見た時は後頭部、背骨、お尻、両くるぶしの間が一直線になった状態です。
実際に猫背のような姿勢は、首肩に負担がかかり、内臓系も圧迫され代謝が落ち、呼吸も浅くなります。
視線も下を向きがちになるので、精神的な部分でもネガティブになりやすい傾向があります。
また、いくら整った容姿をしていても、姿勢が悪ければ魅力はガタ落ちです。
姿勢は、人の印象も大きく左右しています。
施術をする側は、姿勢によって身体の状態を判断します。
姿勢が悪ければ、ゆがみが大きく身体への負担が大きいと判断できますし、ゆがみの出方によってどこが悪いのかの目星をつけることもできます。
姿勢には多くの情報が含まれており、現在の身体の状態を表わす総体なのです。
しかし、正しい姿勢を試してみたけど、逆につらくなってしまったという経験はないでしょうか?
私は自分で実践した際に、変に負担がかかり、逆に痛くなってしまったという経験があります。
ゆがみが強い場合は、かえって身体に負担がかかってしまう場合もあるのです。
正しい姿勢が正しいのは、身体が正しい状態にあってこそ成立するものです。
例えば、骨盤が傾いた状態で固まってたら、身体を一直線を保つのは至難の業です。
また、膝が伸び切っていない状態でも、背骨はまっすぐには伸びません。
もし、努力の甲斐あって正しい姿勢がとれるようになったとしても、それは他の部分に大きく負担をかけ、身体には新たなゆがみが生じているはずです。
正しい姿勢を目指すのは、まずは身体のゆがみがなくなってからの話だと思うのです。
正しい姿勢は、理論的には身体への負担を分散する、理にかなった姿勢かもしれません。
しかし、すべてにおいて正しいということは絶対的にありません。
理想的な姿勢をするためには、まずは身体のお手入れが先決なのです。

