花粉症の原因
春になって暖かくなったのを喜ぶ半面、花粉症の人にとっては憂鬱な季節なのではないでしょうか。
コロナになる以前は、マスク人口の増加も、春を知らせる一つの風物詩でした。
花粉症は昔からある病気ではありません。
花粉症に代表されるアレルギーは、戦後に増加した比較的新しい病気です。
一般的に、花粉症の増加は、スギ花粉の増加が原因であると言われています。
しかし、スギ自体は元々あるものであり、林業に携わる人に花粉症が多いという記録はありません。
花粉自体は優秀なタンパク質であり、本来悪者ではないのです。
花粉の大きさは30ミクロン程度で、比較的大きな物質です。
通常であれば呼吸器の深部に入り込むことはできず、アレルギーの反応は起こりません。
身体のアレルギーを引き起こすのは、花粉に含まれるアレルゲン物質のためです。
このアレルゲンは、花粉が破裂することで放出されます。
現代は様々な汚染が進んでいるため、大気中の汚染物質との衝突によって、花粉が破裂し、アレルゲンを撒き散らしてしまうのです。
私たちは、普段、これらの汚染をあまり自覚はしません。
しかし、確実に、大気中には様々な化学物質が浮遊しています。
最近だと、PM2.5等が世間を騒がせたことが記憶に新しいでしょうか。
破裂させるだけではなく、汚染物質自体も花粉と結びつき、それもアレルギーを引き起こしているのです。
花粉症の真の原因は、我々をとりまく環境問題です。
カキの養殖はまず山を整備することから始まりますが、それと同じでアレルギーの改善も、本来は大きなスケールで考えるべきなのです。

