不健全な世の中
私の住む近所では新しい医療機関のオープンラッシュです。
皮膚科に小児科、歯科や接骨院が5月中にオープン予定です。
利用者にとっては喜ばしいことかもしれませんが、社会的にはあまり良いとは言えないかもしれません。
医療機関が増えるということは、それだけ病気の人が多いということです。
医療費は年々増加し、現在国家予算の三分の一を占めています。
癒しを欲しがる昨今のブームも、日本人が健全ではないことの証明でしょう。
果たして、今の医学の方向性は正しいものなのでしょうか。
私には、あまりにも見方が狭すぎるように感じます。
身体は複雑です。
そのために、学者は体を部分に分けて考えるようになりました。
細分化したことによって体への理解が進み、医療は大幅に進歩しました。
その知見は医学を専門分野化し、医者は症状別に患者を分担することになりました。
専門化した医学によって、色々な病気を発見し、病気を分類することができるようになりました。
また、それによって、症状を起こしている物質が発見され、薬が開発されました。
しかし、それは対処療法です。
なぜそれが起こってしまうのかとういう本当の理由は、一向に分かっていないのです。
多くの人は、症状の出ている部分に注目します。
そこが痛いのであれば、そこが悪いはずだと考えます。
しかし、部分での理解が、そのまま全体への理解とはつながりません。
そこが痛くなるのは、たまたまなのです。
身体のつながりによって、機能に狂いが生じ、そこに痛みを感じているだけなのです。
多くの人は、部分の考え方から抜け出すことができていません。
実際に、ほとんどの方は当院の施術を不思議に思います。
なんで関係のないところを触っているのに、身体がゆるむんだろう?
違います、関係があるから身体は変化するのです。
何事も俯瞰で眺めることで、全体像が見えてくるのではないでしょうか。
私にとっては、全体を考えないことが、逆に不思議で仕方がありません。
医学が部分から全体へと方向変換をしたその時こそ、本当に健全な世の中がやってくるでしょう。
怪しく思われることも多いですが、紛れもなく、私の施術は医療の本質を突いたものです。
北千住の片隅で、私はその瞬間を待ちに待っているのです。

