身近にいる
最近、ADHDやLDなどの言葉をよく耳にするようになりました。
ADHDとは不注意(集中力がないなど)、多動性・衝動性(落ち着きがない、順番待ちができないなど)の2つの特性を中心とした発達障害のことを言います。
また、LDとは学習障害のことで、知的水準や身体の機能に大きな障害はないものの、読み書きや計算など特定分野の学習が極端に苦手となるのが特徴の発達障害です。
私の子供の頃、そういった情報は皆無でした。
確かに、やたらと落ち着きがない子、急に奇声を上げる子などがクラスにはいました。
当時は変な奴としか思いませんでしたが、その子たちは学習障害だったんだなと、今だと理解できます。
先日、漫画家の沖田×華さんの講演会に行きました。
彼女はLD、ADHD、アスペルガー症候群の診断を受けていています。
自分のやらかした日々の出来事を面白おかしく漫画にしていて、それで興味を持ったのがきっかけでした。
漫画ではハチャメチャなキャラクターでしたが、実際に本人は至って普通に見えます。
話し方等にも全く違和感がなく、障害持ちにはとても見えません。
しかし、彼女から語られるエピソードは、やはり普通ではありませんでした。
教師から障害を理解されずに苦労した少女時代の話。
看護師時代に、なかなか仕事が覚えられずに周りから孤立した話。
周りとの違いに悩み、自殺未遂をした話。
それらのエピソードは漫画でも語られていましたが、本人から語られると生々しさを感じます。
他人事だったのが、急に身近に感じられて笑えなくなってしまったのです。
私でもそうですが、自分に出来ることは他人にもできると考えてしまいます。
しかし、ADHDの人たちは普通の振る舞いが出来ません。
何回教えても出来ない。
教えたことをすぐに忘れてしまう。
イレギュラーがあると対応できない。
やろうとしても、障害持ちゆえ、それがそもそもできないのです。
現代はどんどん多様化が進んでいます。
しかし、言葉だけが独り歩きをしているのが現実ではないでしょうか。
現代社会は、まだそれらを受け入れられる程、成熟はしていないのです。
まずは知ること、そして興味を持つこと。
関心を持つと、他人に対して寛容になれます。
恐らく、多くの人の周りにも絶対にいると思います。
今回は非常に勉強になった講演でした。

