甘やかさない
宇宙に滞在する宇宙飛行士の身体は、放っておくとどんどん弱くなります。
毎日トレーニングをしていても、筋力は10~20%程度落ちるそうです。
また、身体を支える骨のカルシウム濃度もどんどん低下していきます。
宇宙飛行士が地球に帰還する時に身体を支えられるているのは、そのためです。
これに近い状態が寝たきりです。
健康な宇宙飛行士とは違い、寝たきりの人は動くことができずトレーニングができません。
ベッド上での生活によって筋肉や骨量が減少し、関節も次第に固まっていきます。
だんだんと身体を自分で起こすことも困難になってくるでしょう。
また、それに伴って、内臓機能もどんどんと低下していき、さらに身体が弱ってしまいます。
これが、一度寝たきりになると回復が難しいと言われる所以です。
いずれも身体は弱ろうと思ってそうしている訳ではありません。
環境に合わせて身体を適応させているだけで、そこには良い悪いはありません。
身体のプログラムは、生き残りが最優先であり、健康は二の次です。
その時に合わせてふるまいを変えることで、人類は生き残ってきたのでしょう。
フレキシブルに対応できることが人類の強みである反面、それが仇となってしまう場合もあるのです。
身体はやればできる存在です。
甘やかすことなく、身体に適度のムチを打つ。
身体は自己治癒力を持っていますが、それが働く環境が整っているかどうかは自分の行い次第です。
健康は自分でつかみ取っていく必要があるのです。

