身体の音

身体からは常に音がしています。
子供の頃、貝殻を耳に当てたらゴーっというような海の音が聞こえたという経験はありませんか。
実はあれも身体が発する音です。

耳の中には蝸牛(かぎゅう)というカタツムリのような器官があるのですが、中は液体で満たされています。
この液体は、鼓膜に伝わる音を増幅して脳に伝える役割をしています。
蝸牛の中では常に液体が動いていますが、通常それはとても小さな音です。
しかし、貝殻で耳をふさぐとその音が反響して大きくなるため、聞こえるようになるのです。

他にも、心臓に耳を当てると鼓動がしますし、お腹が鳴るのは胃や腸が収縮する時の音です。

しかし、いつもは感じない音が身体から聞こえてきたら要注意です。
例えば、普段は鳴らないのに関節がポキポキなる。
この場合は、関節の動きに関わる筋肉のバランスが崩れている可能性があります。
筋肉の緊張のアンバランスによって動きに不具合が生じ、関節が鳴ってしまうのです。

その他、脳梗塞を起こす数日前から頭の中でシャーっと音が鳴っていた。
耳の中でパンッと音が鳴った瞬間から耳が聞こえなくなった。
そういった話を聞いたことがあります。

熟練の職人は音で機械の状態を確かめると言います。
身体からいつもとは違う音が聞こえたら要注意です。