膣マッサージに思う
先日、膣マッサージについての賛否が話題になっていました。
とあるインフルエンサーが膣マッサージを受けて、”産道を柔らかくしておくことで赤ちゃんが楽に出てこられるし会陰切開の確率も減ります”というSNSの投稿が事の発端のようです。
しかし、産婦人科医がその投稿に対し、”腟の凝り、癒着という概念が存在しないのとそれらが『腟マッサージ』で改善されるという根拠はない”と反論しました。
そこから、”根拠のない妊娠・出産情報を安易に広めてるの怖い”、”インフルエンサーやらyoutuberらの根拠ない無責任な発言が多いのが問題”と批判が相次ぎ、炎上してしまったようです。
私も初めて知りましたが、膣マッサージとは、指や手のひらで膣口や膣内の筋肉をほぐし、専用のオイルなども使用して血行を良くするマッサージのことのようです。
サロンによっては非常に高額な料金を設定しているようなので、その辺も反感を買いやすい状況にあったのかもしれません。
膣のコリはよく分かりませんが、臨床的に、子宮が固かったり、曲がっているのを感じることは多いです。
また、子宮を固定している靭帯群は、ほとんどの人が固くなっています。
現代人は、そもそも、多くの人が婦人科系の問題に悩んでいます。
膣マッサージを考えると、膣の壁を介して靭帯群を緩める効果はあるかもしれません。
さらに、血流やリンパの流れもマッサージによって促進されるでしょう。
また、婦人科系の臓器は骨盤の動きに関係します。
膣マッサージで周りの筋膜や靭帯が緩むことによって、骨盤が緩めば、内臓機能は活性化するでしょう。
エビデンスを重視すると、民間療法はすべてインチキになってしまいます。
しかし、それであればエビデンスを重視した西洋医学がすべてを治していないのはなぜなのでしょう。
個人的には、膣マッサージによる体へのプラスの影響は十分にあるという意見です。

