ビジネス化している

今、私たちの食生活は近代農業によって支えられているものです。
この近代農業とは、生産効率を重視し、化学肥料や農薬を大量に使ったビジネスを重視した農業です。
本来、野菜には旬がありますが、夏野菜であるトマトが冬でも食べられるのは近代農業の恩恵です。

近代農業は、化学肥料と農薬の使用した食料を増産する画期的な方法であり、世界の農業の主流です。
近代農業を否定するわけではありませんが、その反面、様々な弊害も指摘されています。

化学肥料や農薬は、もともと土が持っている栄養や微生物を奪ってしまいます。
強制的に栄養を補給するドーピングのような状態です。
そのため、一時的には収穫量は増えても、その土台の土はどんどん痩せていきます。
そして、最後には化学肥料なしには作物が育たない状態になります。
土の力が低下して、土地が死んでしまうのです。

これは、植物だけに起こっている問題ではありません。
人間でもまったく同じような現象が起こっています。

栄養ドリンクを飲むと一時的には元気になりますが、それは元気の先取りでしかありません。
カフェインやアルコール等の成分によって疲れを麻痺させ、身体にムチ打っているのです。
実際には身体の質が低下し、どんどん元気を失っています。

短期間であれば踏ん張りが効くかもしれませんが、状態はどんどん悪くなっていくでしょう。
放っておくと、何か大きな問題を抱えるようになってしまうかもしれません。

近代医学が私たちの健康レベルを引き上げたことは間違いありません。
しかし、近代農業と同じように、近代医学はビジネスと言った側面もあります。

高血圧は診断されると、永続的に薬を飲まなくてはなりません。
確かに、高血圧が様々な病気のリスクを高めることは間違いありません。

それでは、なぜ血圧が上がってしまうのでしょう。
なぜ血管が固くなってしまうのでしょう。
老化の一言で片づけられてしまうかもしれませんが、本来はそこにフォーカスすべきではないでしょうか。
原因を考えず、ただ症状を抑えればいいという考え方には、どうしてもお金の臭いを感じてしまうのです。

薬漬けになった身体は瘦せた土地と一緒です。
治癒力を引き出す生活習慣こそが、健康という実りをもたらす唯一の方法なのです。