どちらも正しい

現在の医学は局所を徹底的に調べるとことで発展を遂げてきました。
例えば、何かの症状はその部分に炎症や他とは異なる異変を探し、それを原因と考えます。
その結果、細部で起こっているメカニズムが明らかになり、それを元に症状を抑える薬が作られています。

しかし、検査をしても何も異常が見つからない、特に異常はないというケースも実際には多く存在します。
その場合は、ストレスの影響、様子を見る、自律神経による症状で片付けられるのが一般的でしょうか。
場合によっては、念のためということで何らかの薬が処方されるかもしれません。
所見が無い場合は、医者はそれ以上、何もする術がないのです。

しかし、実際には画像上、何も変化がしていないのに機能の低下や停止が起きることがあります。
そういった場合は、身体のつながりから、そこに関連するべき事項を考えるべきです。
例えば、脳の機能による神経障害によっても、機能低下は起こり得るでしょう。
また、他の部分の血流障害によって二次的に引き起こされたというケースも考えられます。

今の医学はどうしても専門的になりすぎています。
眼科なら目の領域だけ、循環器なら心臓、泌尿器なら腎臓、膀胱と症状や部位別にコマ切れです。
しかし、本来は体はひとつながりであり、お互いに関連しあっているということを忘れてはいけません。

長い鼻を持つ。
皮膚がごわごわしていて固い。
灰色をしている。
毛が生えている。
耳が大きい。

ゾウの特徴だけを考えてみても、あの大きなゾウの姿にはたどり着きません。
問題は俯瞰するからこそ、その本質が見えてきます。
西洋医学、東洋医学も見る角度が違うだけで、どちらも正しいことを言っています。
まずは、身体を全身的にまるごと考える視点、それこそが真の解決のカギなのではないのでしょうか。