心拍数と健康の関係

東京工業大学の教授が書いた本に”ゾウの時間 ネズミの時間”という本があります。
この本によると、哺乳類はどの動物でも、一生の間に心臓は20億回打ち、ゾウは心拍数が少ないので寿命が長いが、ネズミは心拍数が多いので寿命が短いそうです。

ヨガの世界においても呼吸と心拍数を重要視しています。
近年のヨガは、呼吸によって心拍数を減らし、リラックス効果を得るというのが目的になっています。
しかし、本来、ヨガは不老不死の技法として用いられていました。

呼吸と生命力は肉体を維持する上でお互いに関連しあっています。
これは実際に酸素がなければ、私たちはまず生きることができません。
呼吸は、魂を肉体に結びつけるためのコードの役目を持っています。

そのため、過去の偉人はそこから解放する道を考えました。
しかし、ただ息を我慢するだけでは、逆に心拍数が上がって逆効果です。
呼吸の回数を極力減らして、意識を呼吸においてコントロールする。
長い時間をかけて、だんだんと身体を適応させていったのです。

ヨガの行者の中には、医学的には徐脈と判断される程、心拍数が少ない方も存在します。
呼吸と生命力を調和させることで心拍数を減らし、実際に不老不死を実践してきたのです。

このゾウとネズミの話が当てはまるほど、人間は単純ではないかもしれません。
現実にはそれとは逆に、運動が健康に良いとされ、奨励されています。
特に、近年のマラソンブームは、特に逆行する動きです。

本当のところは分かりませんが、機械も負荷を強くし過ぎてしまうと、速く壊れてしまいます。
ヨガには何千年もの歴史がありますが、エビデンスが重視されるようになったのはここ数十年の話です。
私の印象ですが、マラソンが好きで走っている人が、特に健康だとは感じません。
逆に、感覚的に鈍く、健康を過信をしている人が多いように様に思います。
どちらを信じるかはアナタ次第ですが、健康のためにはほどほどの運動が効果的なのかもしれません。