症例報告 40代 男性 股関節が動かない

数年前から股関節が固くなっていることが気になっている男性です。
主訴は股関節ですが、その他、肩や背中のツラさ、頭痛等、全体的な不調を訴えています。
これまでも他の整体やマッサージにも行っていたとのことですが、あまり変化を感じなかったそうです。
当院の全体的に症状を見るという点が気になり、今度こそという思いで、来院されたそうです。

可動域を調べると、股関節の動きが著しく制限されています。
左右同じぐらい動きがありませんが、ご本人的には左の方が症状が強いそうです。
背中や腰もガチガチ、お腹も固く、身体の余裕が感じられません。

症状は2年前にぎっくり腰になった事があり、それを境に全身的な不調を感じるようになったと言います。
特に何かをしたという記憶はなく、突然だったと言います。

多くの場合、突然のように感じても、水面下では確実に身体の異変は始まっています。
身体からのメッセージを無視し続けた結果、大きな不調として顔を出したのでしょう。

お話を聞くと、仕事は忙しいのが当たり前で今も昔もかなり無理をしているそうです。
多少の不調は栄養ドリンクを飲んでごまかし、ムチ打って働くのが当たり前だというお話でした。
こういった無理は、決してリセットされるわけではなく、確実に身体に蓄積されていきます。
ギックリ腰が最後の一撃で、身体がもう、頑張れなくなって音を上げてしまったのでしょう。

まずは、エネルギーのレベルを上げ、治癒力が働きやすい環境を整えます。
ミトコンドリアの活動をアップし、スパイクタンパクや重金属等をアレルセラピーで処理します。

股関節の動きの制限を探ると、腹部からの強い制限を感じます。
問診時は忘れていたそうですが、子供の時に盲腸の手術をしたことがあったそうです。
傷が塞がると治ったように感じてしまいますが、傷跡は必ず残ります。
特にお腹の傷は瘢痕化しやすいため、時間の経過とともに他の組織の邪魔をしてしまうのです。

手技によって腹部の制限をとっていくと、最初とは比べ物にならないくらいに股関節が動きます。
背中や肩、頭の緊張等も、来た時よりはずっと柔らかくなりました。

しかし、直接的な制限はここでしたが、今後は身体のベースを上げていくことが課題でしょう。
すべての不調は身体の余白が無くなってしまった結果なのです。