変な慣例
施術とは本来、医師以外が行う治療行為を指す言葉です。
法律上は、医師以外の治療行為はあん摩マッサージ指圧師、柔道整復師に限定されています。
本来は免許を持つ者だけが”施術”できるのです。
しかし、現在はなぜかこれらが順守されていません。
もちろん、この話は今に始まったことではなく、過去には最高裁で争われたという経緯があります。
判決では違法行為と認められましたが、その後解釈が捻じ曲げられしまい、無資格でも許されるという既成事実が作られてしまい、現在に至ります。
開業権のある資格であるマッサージ師は、開業時には保健所への届けが必要です。
広さ、換気設備等、施術所における規定をきちんと守った末に、ようやく開業が認可されます。
また、広告に関しても決まりがあり、誤解を招く表現は避けなければなりません。
例えば、〇〇に効果がある、値段の表記、〇〇法などは、法律上は宣伝することができないのです。
一方、オイルマッサージ、整体、ストレッチ、ヘッドスパ等には、そういった広告の制限はありません。
開業も保健所への届け出は必要なく、税務署に開業届を出しさえすればその日からセラピストの一員です。
そして、初回2980円、自律神経に効果的、骨盤矯正、筋膜リリース等、好きなことも言いたい放題です。
私はマッサージ師の国家資格者ですが、現状でのメリットは、マッサージができるとはっきりと言えることしかありません。
しかし、オイルマッサージ、ヘッドマッサージ、ほぐし等、表現を変えると、他の方でも全く同じことができてしまいます。
マッサージをしない自分にとって、現状では、マッサージ師の免許は全く意味がありません。
国家資格者には制限が多く、無資格者には何もない…。
当院が整体院なのは、実はそれがあるからなんです。

