医学の姿
国立循環器病研究センター理事長による、研究論文の改ざん疑惑に注目が集まっています。
”別の実験画像の再利用”や”実験画像の切り貼り”などの捏造の疑いが、指摘されているのです。
同センターは絶対的な権威であり、経営トップによる研究論文は業界に大きな波紋を広げています。
過去には東大でも、とある教授による論文の捏造が話題になりました。
告発文によって、都合の良いようにデータが捏造され、論文が作成されていることが分かったのです。
告発文は詳細に不正の内容を報告したものでしたが、結果的にその教授はお咎めなしでした。
高度な実験になればなるほど、その事実の解明にはお金や技術が必要になります。
また、それを理解するできる人間は、非常に限られた人たちです。
告発文は信用に足る文書だったと言います。
しかし、しがらみだらけの狭い世界において、それを実際に証明するのは非常に難しい話なのです。
背後には、自分の名誉やお金への欲求があるためでしょう。
しかし、医は仁術であり、本来はビジネスとして利益を追求するものではありません。
まさに、お金がベースになってしまっている、今の医学を象徴する事件です。
今回の話も、実際に不正を証明するのは難しいかもしれません。
有力な医者や研究者が認めない限りは許されてしまう世界。
これが、医学と呼ばれるものの現在の姿なのです。

