寝てもいいんです

先日マッサージに行った患者さんが、途中で寝てしまい、もったいなかったと話していました。
寝ている間に終わってしまったので、損をしたように感じたそうです。
気持ち良さをもっと堪能したかったとのことでした。

意外かもしれませんが、寝てしまうマッサージをするためには技術が求められます。
弱すぎると物足りなく感じてイライラしますし、強すぎると痛くてリラックスすることができません。
交感神経が優位の状態では、身体の回復は決して起こりません。
眠気を催すのは、適度な刺激によって身体がゆるみ、副交感神経が優位に働いている証拠です。

中には、やはりせっかくお金を出すのだからと、強い刺激を求める方も居ます。
しかし、強さは好みの問題です。
強い刺激はやられた感があるかもしれませんが、強い刺激は組織を傷つけます。
短期的には良い場合もあるかもしれませんが、毎回強い刺激を受け続けるとしたら…。
筋肉が線維化によって固くなり、結果的に身体の質が悪くなってしまうでしょう。

施術をする身からするとウトウトして欲しいと思っていますし、効いている証拠だと考えています。
寝ずに頑張り、気持ち良さを楽しむのも悪くはありませんが、楽にならなければ元も子もありません。
大事なのは受けた後の結果です。
しっかり寝てくれた方が、施術後、身体よりスッキリするのではないでしょうか。