ホントに効くの?

先日、アルツハイマー病の新薬である”レカネマブ”が承認されたことが話題になりました。
認知機能の低下を抑え、病気の進行を緩やかにする初めての薬ということで注目が集まっています。

簡単に言うと、アルツハイマーは脳にゴミが蓄積するために起こる病気です。
アミロイドβやタウタンパク質といったゴミは神経に対して有毒です。
蓄積、凝集することによって神経細胞がダメージを受け、アルツハイマー病を発症します。

これまでの治療薬は、神経細胞に対し不足している物質を補う作用を持つ薬だけでした。
病気の進行を食い止めるというよりも、どちらかというと症状緩和を期待する薬です。

しかし、レカネマブは、蓄積したアミロイドβを除去する薬です。
ヒト対象の研究では、脳内の約60%のアミロイドβが減少したという結果が出ているそうです。

一つ問題になっていることがあります。
レカネマブと同様の効果を持つ、先発役であるアデュカヌマブが効果を疑問視されているのです。
症状の改善を示す十分な証拠がないとの判断から、アメリカでは正式に承認されていません。

レカネマブのコストは年間385万円だといいますが、日本の場合は14万程で済むそうです。
果たして、同じような機序を持つにも関わらず、新薬だからと言って著効を示したりするのでしょうか。

抗インフルエンザ薬、ある種の降圧剤は、ほとんどが日本で使われている薬です。
逆に言うと、なぜ諸外国では使われていないのでしょう?
保険が効くから実感が薄くなっていますが、実際は支払った金額よりも高いお金が支払われています。
日本は色々な薬の最終処理場となっていますが、今回もそれを疑わざるを得ない結果ではないでしょうか。