葛の効能
先日、飲むくず餅なる商品を買いました。
とろみがある飲み物だと思って買いましたが、どうやら乳酸菌飲料のようです。
ヤクルトのような、マッコリのような、他にはあまりないような味がします。
ただ、健康には良さそうな気がしました。
日本人にとって葛は身近な植物です。
日本では広く分布している植物なので、知っていれば必ず目にすることができます。
しかし、葛餅や葛湯等、どちらかというと食べる方がなじみ深いかもしれません。
葛は、問題になるくらい繁殖力が強いことで有名です。
アメリカでは葛の繁殖力が強過ぎることから、有害雑草に指定されてしまっています。
その脅威はグリーンモンスターと呼ばれ、成長が速すぎて他の植物に悪影響を起こしてしまうのです。
現在、地球上の3万キロ平方メートルが葛で覆われています。
九州の面積が3万6000キロ平方メートルなので、とてつもない面積なのが分かるのではないでしょうか。
しかし、この繁殖力の強さに目をつけたのが、葛根湯です。
漢方は、その植物の性質や形状に注目して用いたのが始まりですが、この生命力の強さに注目したのです。
葛根湯には身体を温める作用がありますが、やはり葛の生命力の強さは効果に関係しているでしょう。
自然には人間を助けてくれる知恵がたくさん詰まっています。
葛根湯は、その効能をうまく利用したものの代表格でしょう。
すぐに薬で症状を抑えるのではなく、自分の治癒力を手助けするように使うのが本来の薬の役割。
植物の力を上手に使い、治癒力をうまく引き出したいものです。

