カテーテルアブレーション治療
心房細動
心房細動とは、心房と呼ばれる心臓内の部屋が小刻みに震えて痙攣し、うまくはたらかなくなってしまう心臓の病気(不整脈の一種)のことをいいます。
心房細動にかかると、動悸、めまい、脱力感、胸の不快感、息苦しさといった症状が出ることがありますが、その一方で自覚症状のない方も多くいらっしゃる病気です。
心房細動が起こると、普段より脈が速かったり、速い脈と遅い脈が不規則に繰り返されたりします。また、「どきどきする」「胸が苦しい」「階段や坂を上るのがきつい」「息切れしやすい」「めまいがする」といった自覚症状があらわれることもあります。
一方、心房細動が起こっても自覚症状がなく、健康診断で心電図検査を受けた際に心房細動が偶然見つかる方もいらっしゃいます。
https://www.shinbousaidou-navi.com/about/
自覚症状がない場合でも、心房細動が原因となって脳梗塞などが起こることがありますので、心房細動が見つかったら早めに治療を受けることが大切です。
カテーテルアブレーション治療
心房細動は脈がバラバラになり、時に脈拍数が多くなり、動悸の原因となったり、血液の塊が心臓の中にできてしまい、それが剥がれて飛んでいってしまうことで脳梗塞の原因となったりします。
https://www.hmedc.or.jp/department/cardiology/catheter-ablation/
また、脈拍が多い状態が長く続くと、心不全を起こすこともあります。
心房細動の治療として、カテーテルアブレーション治療が一般的となってきています。
心房細動のカテーテルアブレーションは、「肺静脈隔離」が最も一般的な治療です。
心房細動の起源となる異常な電気興奮のうち9割が肺静脈から出現していると言われており、その異常な電気興奮が肺静脈から左心房に伝わることで心房細動が起こります。
肺静脈を左心房から隔離する治療が肺静脈隔離です。
隔離と言っても切ってしまうという治療ではなく、左心房と肺静脈の境目を焼灼することで、電気が伝わらない状態にします。
この治療を受けられた方は、70〜80%の確率で心房細動が改善すると言われています。
心臓と肺静脈の関係
心房細動は心房が無秩序に興奮する不整脈の一種です。
https://yumenavi.info/vue/lecture.html?gnkcd=g013506
近年、心房細動の原因として肺静脈が注目されています。
肺静脈は血管ですが、心房との境界付近では血管の内側に心筋組織が入り込んでおり、この部分の心筋で生じた異常な電気信号が心房に伝わると心房細動が発症する場合があります。
アブレーション手術焼灼部位
心房細動という不整脈の場合、左心房にある肺静脈の血管内やその周囲から発生する異常な電気信号を契機に起こるため、通常4本の肺静脈を囲むようにしてアブレーションの治療を行い、肺静脈からの異常電気信号が、心臓全体に伝わらないようにします。(右図参照)
カテーテルで心臓を焼灼しているイメージ図
広範囲電気的肺静脈開口部隔離焼灼
https://www.nihonkohden.co.jp/know/ablation/therapy.html



