このマイナスイメージは大きい

「必殺技を出すかのような手つきで暴れさせてくる」「ツーッと何か生温かいものが」足の指を握り締めて必死に耐えた体験 ハライチ岩井が語る

1ヶ月ほど前から首に違和感を覚えていた。
3週間も放置している間、その違和感は確実な痛みとなって僕を悩ませるようになった。
流行りのストレートネックというやつかもしれないし、使っている枕が合っていないのかもしれないが、原因を探る訳でもなく、時間が解決してくれると踏んで痛みに耐えながらもうしばらく過ごしていた。
しかし痛みは一向に治まらず、葛根湯を飲んでも効果は感じられない。

ふと首の痛みのことを親しい友達に話してみると「鍼(はり)がいいよ。首の痛みなんて鍼灸院行ったらすぐ治るから」
と教えられた。
ものは試しと、友達が行ったことのある鍼灸院を教えてもらい、電話をかけて3日後に予約を入れた。

このブログ、業界的には非常に危機感をもって受け止められています。
影響力のある人が鍼に対してのマイナスイメージを発信してしまった。
現在、鍼を受ける方の人口は10%程度と言われていますが、これによるさらなる減少が懸念されています。

岩井さんは、鍼がとても痛かったと言っています。
しかし、鍼が痛いか痛くないかは施術者の技量次第です。
簡単に言えば、下手なら痛いし、上手なら痛くありません。
あえて痛みを感じさせる場合もありますが、それは上手いことが前提の技術です。

強い刺激は、他の感覚を麻痺させ、一瞬痛みを隠します。
しかし、体の変化を引き出せなければ、時間の経過と共に元に戻ってしまいます。
体変化には、強い刺激は必要ありません。

逆に、弱い刺激だからこそ体が緊張せずに受け入れてくれます。
はっきり言って、強い刺激変化は簡単で分かりやすく、初学者でも実践しやすい治療です。
弱い刺激できちんと体の変化を引き出すことこそが、プロとしての腕の見せ所でしょう。

岩井さんが受けた治療は、ルート鍼と言われる鍼だと思われます。
このルート鍼の理論は、体を傷つけることで治そうという力を引き出すと説明しています。

これは、元気な人ならまだ良いかもしれませんが、その治癒力の土台は無視していいものなのでしょうか。
どう見ても刺激過剰であり、これのどこに”技術”があるのでしょう。
私には、何も考えずにむやみやたらに鍼を刺しているようにしか見えません。

受けてみれば良いものなのかもしれませんが、ただでさえ痛いイメージがあるのに、見てギョッとするような治療はどうなのでしょう。
簡単に効果を出せるという点が支持されているのかもしれませんが、体はそう簡単ではありません。
簡単が、かえって自分の首を絞めてしまったことに気づく必要があるのではないでしょうか。