”叩く”という閃き
押してダメなら引いてみろ。
私の手技の1つである整膚は、まさに引っ張ることで緩める手法です。
グイグイ押すのではなく皮膚をつまんで引っ張ることで、押す以上の効果が得られます。
それでは、叩いてみたらどうなのか?
ふと疑問に思って試してみたところ、叩くことでも体が緩むということを発見しました。
すでにタッピングという技術は存在しています。
体の一部を叩くことでストレスケアをしたり、胸を叩いてタンを吐き出しやすくする技術です。
しかし、今回の技術はこれらとはまた違った効果を見せています。
思い返してみると、過去にストレスケアのタッピングを学んだことがあるのですが、それが頭に残っていたのだと思います。
また、過去に検査の練習で胸を叩いたら、なぜか体がゆるゆるになったという経験がありました。
それが時を経て熟成され、今回閃きとして降りてきたのでしょう。
やり方自体は非常に簡単で、指や手のひらを用いて軽く叩くだけです。
私は人差し指と中指で叩くことが多いですが、やりやすい指で構いません。
局所ではなく、その周りを叩くことで局所を緩めます。
回数は特に決めていませんが、変化を感じるまでリズムよく叩きます。
ポイントさえ合っていれば、体が緩んでいるのを感じるはずです。
なぜ緩むのかは分かりませんが、私の中では、叩いてカンナの刃を出すイメージです。
きつく締まってちょっとやそっとじゃあ動かないカンナの刃でも、外側を叩くとだんだん緩んでいきます。
筋膜のタイツは全身に張り巡らされていますが、そのヨレを、叩いて緩めてフラットにしていく。
私はそのような解釈をしています。
また、ボディトークという療法では、頭の上で手をヒラヒラさせて、エネルギー的に干渉することで症状を変化させていました。
過去に習ったときも、たったそれだけのことなのに、頭が軽くなって不思議な感じでした。
これも基本的な動作は同じなので、エネルギー的なアプローチも含んでいるのでしょう。
気になるのは、これは”私だからできているのか”ということです。
私は元々天然でエネルギーを用いているので、これがよく分からないのです。
タッピング自体は難しいものではなく、誰でも簡単にできる技術です。
ただ、叩く場所を探すのがちょっと難しいかもしれません。
ポイントとしては、叩いた時に固い質感があるところが攻めるべき治療点です。
他の人でも同じようにできるのか、ぜひ試して欲しいところです。
この先、これで行くのかどうかは分かりませんが、この効果に今は興味津々。
しばらくは探求の旅が続きそうです。

