やはりほどほど
ある料理研究家が、これでもかというぐらいの量の味の素を料理に使っている動画が話題になりました。
果たして、量を増やせば美味しさは増すのでしょうか?
味の素の主成分であるグルタミン酸ナトリウムは旨味成分です。
いわゆる昆布の旨味であり、使用することで料理の味を良くすることができます。
旨味は、口の中の味蕾で感じています。
他の味覚には鋭敏な場所がありますが、旨味にはそれがありません。
甘味は前方、苦味は奥等の他の味覚とは違い、口の中全部の味蕾で感じ取っている感覚です。
また、人間は他の動物と比べて味蕾の数が多いため、旨味に鋭敏な生き物と言えるでしょう。
しかし、味覚が鋭敏と言っても、一度に反応することのできる量には限界があり、無限に反応できるわけではありません。
そういった意味では、美味しくなるのは間違いありませんが、入れれば入れるほど美味しいというものではないでしょう。
グルタミン酸は神経伝達物質としての役割もあるため、取り過ぎは良くないという話もあります。
実際、チャイニーズレストラン症候群は、グルタミン酸の摂りすぎによって頭痛や発汗が引き起こさると言われています。
食品中のグルタミン酸が直接脳に作用することはないと言われていますが、注意をするに越したことはないでしょう。
そのため、この料理研究家のように多量に使用するのは問題があるかもしれません。
毒も適切な量であれば、薬として作用します。
毛嫌いするのはもったいない話で、グルタミン酸が味を良くするのは事実です。
やはり、ほどほどに使用するのが一番でしょう。

