苦しい社会
資本主義は、人々の欲を刺激することで経済を回しています。
その影響を受けた結果、今の世の中のベースは物質至上主義です。
お金が何よりも大事であり、中には、命よりもお金が大事と考えるという人もいるでしょう。
資本主義を回すためには、人々の欲を煽り続ける必要があります。
人々の欲が満たされてしまうと、資本主義が停滞してしまいます。
次から次へと新製品を出す必要があり、これはまるでラットレースのようです。
しかし、欲しいものを手に入れても、時間の経過と共にだんだんとそれに満足できなくなります。
それは、どんなに欲しかったものだろうと、新しいものを見ると気持ちが色あせていきます。
物によって得られる満足はどこまで行っても刹那的でしょう。
資本主義である以上、物欲は否応なしに刺激されてしまいます。
そして、大衆はメディアに洗脳され、欲を追い続けなければ幸せになれないと勘違いしています。
お金を稼ぐことがは偉いことである。
そのためには健康を犠牲にしたって構わない。
その結果が、物質的には豊かになりましたが、多くの不健康で溢れてしまった現代社会です。
日本人はあらゆる面で恵まれています。
食べ物も、住むところも、明日の心配をすることもほとんどありません。
それにも関わらず、自殺人が多いのはなぜなのでしょう?
一方、貧困問題を抱えている国の人々は不幸なのでしょうか。
そして、日本も過去において、貧困だったすべての時代が不幸だったのでしょうか。
物質の豊かさは、必ずしも幸福とはイコールではないのです。
現代社会は苦しい社会です。
欲を追続けることは苦しいことであり、追い続けたところでゴールがありません。
他人と比べず、自分の気持ちを大事し、感受性を豊かにする。
本当の満足は、外側ではなく、内側にしかありません。
自らの心を満たすことでしか、幸せは得ることができないのです。

