口唇口蓋裂

【口唇口蓋裂】
生まれつき口唇や口蓋が割れている状態。
胎児期の発生過程で、顔面が形成される際に組織が正常に融合しないために起こる。
具体的な原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因と環境的要因が複雑に関与していると考えられている。

【分類】
口唇裂:
鼻の変形を伴うことがある。
上唇に割れ目が見られる。
割れ目は片側または両側に生じることがある。

口蓋裂:
哺乳障害や発音障害を引き起こすことがある。
口蓋に割れ目が見られる。
軟口蓋や硬口蓋に生じることがある。

口唇口蓋裂:
口唇裂と口蓋裂の両方の症状が見られる。

【口唇口蓋裂に伴う可能性のある症状】
哺乳障害:
哺乳時にミルクが鼻に逆流する。

発音障害:
特定の音が発音しにくくなる。

中耳炎:
中耳炎を繰り返しやすい。

歯並びの乱れ:
歯並びや噛み合わせに問題が生じる。

【治療】
形成外科、小児歯科、言語聴覚士など、多岐にわたる専門家が連携して行う。
外見だけでなく、哺乳、発音、聴力、歯並びなどの機能的な改善を図る。

手術:
顎裂手術:骨移植など、成長に合わせて行われる。
口唇裂手術:生後3か月頃に行われることが多い。
口蓋裂手術:1歳~1歳半頃に行われることが多い。

言語療法:
発音訓練や言語発達の支援を行う。

歯科矯正:
歯並びや噛み合わせの治療を行う。