産後ケアの重要性
栗原恵「赤ちゃんにごめんねという気持ちでいっぱいだった」40歳初めての出産で知った産後ケアの重要性
――ご出産おめでとうございます。初めての妊娠・出産はいかがでしたか?
栗原恵: 本当に未知の世界だったので、妊娠中はわからないことだらけでしたね。体の色素が濃くなったり、毛が濃くなったり。あそこまでトイレが近くなるんだということも、経験して初めて知りました。ずっと尿意があって、くしゃみをするだけで「やばい出ちゃうかも」と感じるほどでした。
――周囲の先輩ママから、出産にあたってアドバイスをもらったりする機会はありましたか?
栗原恵: 最近、フェムケア(女性特有の体の悩みのケア)がすごく主流になってきているので、体に関する会話もオープンにできるようになっていると感じます。 私と出産時期が近かった先輩ママと、会陰切開(出産時に膣と肛門の間の皮膚を切開する処置)の話になった時には「傷口が小さいと、産後の回復が早いよ」と教えてもらったんです。おすすめされたマッサージオイルをすぐに取り寄せ、妊娠7か月頃から継続して使ってみました。そのおかげか傷口が小さい状態で済んで、産後の回復が早かったので、いい情報を教えてもらったなと思ってます。
妊娠出産は、とても身体への負担がかかる行為です。
他の動物に比べると妊娠期間が長いため、出産時には大きなリスクが伴います。
今でこそ亡くなる方は少なくなりましたが、やはり命がけの行為でしょう。
産後の体は今までと同じ状態ではありません。
ホルモンバランスの変化や、出産による体力の消耗は、思っている以上に大きな負担です。
また、出産後、子宮が元の大きさに戻るためには6~8週間の時間がかかります。
その他、体が完全に戻るまでには、1年ぐらいはかかってしまうでしょう。
元気な人であれば、こういったダメージを自覚することはないかもしれません。
しかし、体が影響を受けていることは紛れもない事実です。
切開の傷がいつまでも痛い、トイレが近いといった状態が良くならないのであれば、体を疑うべきでしょう。
昔は同居が当たり前であったため、産後も家族によるサポートを受けることができました。
一方、現代においては、出産後も弱った体で頑張らなくてはいけません。
体への負担が大きくなっているからこそ、色々な悩みが増えているのです。
出産は産んでからが本当のスタートです。
しかし、スタートの時点で消耗していたら、その後に大きく影響してしまいます。
産後ケアは、肉体的な負担や精神的な負担を軽くすることができる、優秀な手段なのではないでしょうか。

