ケーキから学んだこと
私の妻はケーキ関係の仕事をしています。
勉強のためにという名目で家にもケーキを持ち帰ってくるので、我が家はしょっちゅうそのおこぼれに与っています。
そのため、週に2、3回は色々な種類のケーキを食べています。
多くの方は、この環境をうらやましいと感じるかもしれません。
しかし、当の私は、その状況をそんなに嬉しくは思ってはいません。
もちろん、初めの頃は喜んでいましたが、それが日常となってしまえばどうでしょうか。
あるから食べる、捨てるのがもったいないから食べるといった、今は消化試合のような心持です。
食べると美味しいとは思いますが、色々なケーキを知っている分、他と比べてしまいます。
また、無駄に舌が肥えてしまったせいで、普通に美味しいくらいでは感動しなくなってしまいました。
満足のレベルが上がってしまい、普通のケーキで心がときめくことが無くなってしまったのです。
一般的にケーキは、クリスマスや誕生日、自分へのご褒美等、特別なものです。
特に最近のケーキは、見た目が凝ったものも多く、値段もそれなりに高い物になっています。
ケーキは、たまに食べる特別なものというところに、価値があると思うのです。
これが本当に、うらやましいと言える環境なのでしょうか。
人間は欲深い生き物です。
満足を追求し過ぎてしまうと、皮肉なことに満足が遠くなってしまいます。
私はケーキから学びました。
何事も、足りないくらいがちょうど良いのです。

