ゾレア

ゾレア(オマリズマブ)は、IgEとマスト細胞の結合を妨げ、アレルギー反応を抑える薬である
IgEがマスト細胞に結合すると、ヒスタミンが放出されてアレルギー症状が誘発されるが、その働きを阻害する。

[特徴]
今までの薬剤とは異なる薬理作用でアレルギー症状を抑えるため、既存の治療法で効果が得られなかった場合でも有効である。
また、効果持続時間が長いため、薬の投与頻度が少ない。

[投与の対象]
・季節性のアレルギー
・気管支喘息で、吸入ステロイド薬や喘息治療薬を併用しても症状が安定しない場合
・特発性慢性蕁麻疹で原因が特定できず、ヒスタミンH1受容体拮抗薬の増量などの治療でも症状が続く場合

[服用のスケジュール]
原則としては、既存の治療薬をそのまま継続しながら、ゾレアを追加する。
ゾレアは、月1回、一度に2本皮下注射で投与を行う。
 まず12週継続し、改善した場合は中止するが、その後は状況に応じて中止もしくは継続となる。

[副作用]
・気管支のけいれん
・失神
・全身のかゆみ
・呼吸困難
・たちくらみ
・くちびる、舌、のどの奥の腫れ
・血圧低下
・蕁麻疹

[費用]
3割負担の場合で1か月あたり約4,500円~70,000円と所得によって異なるが、比較的高価な薬である。