流行語に思う
2025新語・流行語大賞「働いて働いて…」、トップテンに「エッホエッホ」「古古古米」
今年話題を集めた言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」が1日発表され、高市早苗首相の発言に基づく「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が年間大賞に選ばれた。
「働いて働いて…」は10月4日、高市氏が女性初の自民党総裁として選出された際、演説で党員らに向かって発した言葉。高市氏は、政策課題や党の立て直しのために、一丸となって働く必要を訴えた訴えた上で、自分自身に対する決意として「ワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と力を込めた。
受賞理由では、「ここのところとんと聞かなくなった気合の入った物言いに、働き方改革推進に取り組む経済界はド肝を抜かれた」と講評。「物議を醸した一方で、共感した昭和世代も実は多かったのではないか。『仕事ってそういうものだったな』と」と評した。
働いて働いて働いて働いて働いてまいります。
政治家としては、これ以上にないくらい力強い言葉です。
有言実行し、ぜひ日本のために尽力していただきたいと思います。
しかし、普通の人にはこの言葉のように頑張って欲しくはありません。
健康を大事にする立場からはあまり好ましくない流行語です。
何かを成し遂げるためには、時間という対価は絶対的に必要です。
そのためには、人生において身を粉にして働く時間は必要でしょう。
多くの場合、20代とはそういった期間かもしれません。
若い時は無理をしても、それをきちんと回復できる体を持っています。
代謝が活発であり、体の質も良いため、睡眠時間が短くてもある程度リカバリーできるのです。
ただ、それは30代までの話です。
老いは避けることができず、年齢と共にどうしたって回復力が低下してきます。
その状態で、働いて働いて働いて働いて働き続けていたらどうなってしまうでしょうか。
残念ながら多くの労働環境は、年齢が上がるほど労働時間が長くなるという逆行した現象が起きています。
責任を伴う管理職ともなれば、体力だけではなく、メンタル的な負担もかなりのものでしょう。
さらに、どこでも人手不足で余裕がなく、多くの業務はマンパワーに支えられています。
ほとんどの現代人が体が悪いのも、それは当たり前の話です。
大きな大志があり、それを実現させるためなら止めませんが、やはり何をするにも体が資本です。
急がば回れという言葉がありますが、体を大事にしながら前に進んでも良いと思うのです。
体を省みないで仕事をしていた人の定年後を見ていると、無傷でいられる人はごくわずかです。
働いて休んで働いて休んでくらいが、ちょうど良いのではないのでしょうか。

