ナノ化はいいことナノか?

技術の進歩によって、ナノテクノロジーが誕生しました。
ナノとは100万分の1ミリのことで、ものすごく小さなスケールでの技術と言うことです。
スマホにも使われている半導体や、薬やサプリメント、食品、化粧品等、実は非常に身近な技術です。

それでは、ナノ化することはどのような利点があるのでしょう。
食品を例に出しますが、ナノ化によって消化、吸収率の向上が期待できます。
また、粒子が細かくなるため、食感の変化、栄養や鮮度の維持等も期待できるそうです。

薬や化粧品等はどうでしょうか。
こちらも微細化することによって吸収率が高まり、有効性の向上、お肌であればより深く浸透するといった効果が期待できるでしょう。

本来身体には、不必要なものを中に入れない防御機構があります。
ここで注意しなくてはならないのは、ナノ化して吸収率が高くなった粒子は、この防御機構も突破しやすくなっているということです。
防御機構を突破した粒子は、体内において異物とみなされます。
免疫細胞は異物を攻撃し排除しようとするため、過剰な炎症反応を引き起こしてしまうのです。

一昔前ですが、小麦粉せっけんはご存じでしょうか。
もっちりした泡と、しっとりとした使用感で、一時は非常に人気でした。
メーカーはさらに良い物をと考え、製品を改良しました。
せっけんの粒子をナノ化したのです。
しかし、これが悲劇の始まりでした…。

ナノ化した小麦の粒子は体内に入り込み、上記のようにアレルギー反応を引き起こしました。
一度異物とみなされた物質は、免疫細胞によって記憶されます。
その結果、小麦アレルギーの人が続出し、大きな悲劇を生んでしまったのです。

ナノ化に対して、国やメーカーは基準を設けています。
しかし、これは私が聞いた話ではありますが、研究機関の調査によると、多くのメーカーで基準値よりも小さいナノ粒子が見つかったそうです。

身体に使うものに対しては、ある程度、気を付ける必要があるのかもしれません。