骨のはなし
人間は出生時には305個の骨があります。
教科書的には、成長と共に独立した骨が癒合し、最終的には206個に落ち着くと言われています。
しかし、骨の癒合は大人になってからも続くため、206個という数も正しくないそうです。
例えば、尾てい骨の癒合は80歳を過ぎても続いています。
機械でスキャンでもしない限り、正確な骨の数は分からないそうですが、年齢を重ねると190本程度になるのではないかと考えられています。
なぜ206個と言われているのかというと、高名な解剖学者が、骨の数は206本であると定めたからです。
この見解を解剖学書に記載した結果、後続の教科書に次々と引用されて、骨は206個とされているです。
医学的に正しいとされていることが、実は正しくはないということは結構存在します。
施術業界においては常識ですが、骨は動くということも、医学的には認められてはいません。
骨に限った話ではありませんが、すべての組織はリズミカルに動いています。
膜には膜の動きがあり、骨には骨の動きがあります。
健康とは、身体のあらゆる動きが同調し、全体が完全に一体化した状態のことです。
動きのない部分は、制限を生み、機能の調和を妨げます。
オステオパシー的には、元々の性質は一生涯変わることがないと言われています。
例え、成長の過程で骨の数が減ったとしても、元々の骨の性質はそのまま有しているのです。
注意深く骨の動きを観察すると、確かに、別々の骨の動きを確認できます。
胸骨という骨は、いくつかの骨が一体化した骨ですが、意識を研ぎ澄ませると本当に別々に動くのです。
表面上は一体化しているように見えますが、それは見かけ上の話だと私は思います。
その証拠に、一体化していると言われている骨でも、施術によって形が変わります。
施術によって頭の形が整ったり、内に入った尾てい骨が元に戻ったりします。
臨床上、そういった経験をしている私には、医学書が正しいとは決して思えないのです。
骨は見かけ上、最終的には190本まで減る。
しかし、元々の性質は残るので、細かく観察すると305個の動きが確認できる。
私はそれが正しいのではないかと考えています。

