時代が追い付いてきた

筋膜リリースがブームになって久しいですが、最近は病院でも筋膜リーリースをするそうです。
ハイドロリリースと言うらしいですが、エコーで筋肉の状態を確認しながら、癒着の場所に生理食塩水を注入し、筋膜をリリースさせるそうです。
近年、ブームの影響もあって、筋膜の癒着が痛みや神経に影響するというエビデンスが増えています。
私としては嬉しい限りです。

今は、部分的な筋膜の癒着にスポットが当たっていますが、筋膜は切れ目がない組織です。
解剖学的に名前が変わりますが、例えば、かかとの骨膜はアキレス腱へと移行し、アキレス腱はふくらはぎの筋膜に移行し、筋膜はどんどんと繋がっていきます。
筋膜の癒着によって影響を受ける組織は、近場の組織だけではありません。
遠い場所に起きた癒着が、症状に強く関係していたというパターンは、非常に多いケースです。
身体への見方がもっとふかん的になれば、症状で苦しむ方はもっと少なくなるのではないでしょうか。

病院では機械や注射によって、癒着を探し、リリースを行いますが、それがすべてではありません。
オステオパシーにおいて、その創始者のスティル博士は、100年以上前からその重要性を説明しています。
令和になって、やっと時代が追い付いてきました。
そのための技法も、すでに100年前から用意されているのです。